新中間層は現代社会構造の中で、非常に大切な部分として存在している。それは経済の発展や、経済構造の転換及び職業構造の調整につれて、出現してまた発展してきた。新中間層はもっとも早く西洋の各国で出現した。これに対して、日本社会では60、70年代になった時、本当の新中間層を形成した。その上で、日本の「中流社会」が形成された。また、日本新中間層の形成と発展はその学歴社会の形成と発展と大体同じ時期である。そして、学歴社会の下では、学歴は「横の学歴」と「縦の学歴」との両方から、新中間層の形成と発展に影響を与えた。特に、現代社会の中で、高学歴は人々が新中間層に入る一番有効な手段の一つだと言える。だから、この小論は日本新中間層の形成過程における学歴効果を分析することを通じて、学歴社会の中では、教育は如何に新中間層の形成と発展を促進したか証明したい。それから、日本の経験を参考しながら、わが国新中間層の発展に自分の浅見を提出した。つまり、わが国は新中間層を育てるために、経済を発展させるとともに、力を尽くして高等教育を発展させるべきである。違う次元とタイプの高等教育、とりわけ高等職業教育の発展は、現代社会の発展要求に応じてそれぞれの人材を育てている。彼らこそは新中間層の形成と拡大に替わらない役割を果たすからである。